メディカルフィットネスをご存知ですか

メディカルフィットネスという言葉を聞かれたことはありせんでしょうか。文字どおり運動することで健康づくりをしようということです。「運動はしんどいし続かない」という方もいらっしゃるかもしれません。例えば糖尿病治療で運動療法や食事療法などは何かストレスが溜まるように感じてしまいます。

もし、通院する病院とセットになったフィットネスジムがあればどうでしょうか。治療で歩け、運動しなさい、と言われてもジムに行く時間も意欲もなかなか湧かないかもしれません。病院内施設は楽しくないと思っている方、病院内ではなく、病院に関連しているが内容はフィットネスそのものというジムがあればどうでしょうか。

通院の続きの感じで通えるジムがあります。料理教室がセットになっているところも。筆者の知っているいくつかの病院では「楽しく運動、健康づくり」を実現しています。病院と続きの建物にフィットネスジム、料理教室、レストラン、自然食品の店が並んでいます。探せば、こういう施設は意外にあるかもしれません。

近くにこのような施設は見つからないかもしれません。病気予防のために、寝たきりにならないために、医療関係の人たちのいう健康長寿のために運動は大事なものです。ただ義務感になってしまうと面白くもなく続くものではありません。それは認めましょう。もちろん、糖尿病だけでなく循環器系の病気においても運動することは大事です。やらされてまで運動したくないという気持ちは分かります。それでも、そういう方に敢えて言いましょう。食わず嫌いになっていませんか。

メディカルフィットイネスを掲げる施設を覗いてみてはいかがでしょうか。治療効果を続けさせるために工夫を凝らしているところもあります。病院だから、きっと面白くないだろうと決めつけないでメディカルフィットネスに挑んでみるのも良いかもしれません。

健康のためにと無手勝流にジョギングするのは、普通の方には良くても、体に問題を抱えている方にとっては、却ってリスクかもしれません。運動する、それを長続きさせる環境は大事であり必須となりつつありますが、医学的なエビデンス(根拠)に基づいて行わないと恐ろしい結果になるかもしれません。楽しさと効果を両立させる工夫はあちらこちらで行なわれています。まず、情報を集めてみましょう。

2017年7月11日